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お釈迦様の話

子供が死んでしまった女がお釈迦様を訪ねてきました。

「あなたは偉い人なのだから、私の子供を生き返らせることができるでしょう。」
と女はお釈迦様に尋ねました。

お釈迦様は
「それでは、ケシの実を貰ってきなさい。但し、ケシの実をもらった人の家から死者を出していてはいけない。」
と答えました。

女は早速ケシの実を貰いに行きます。
出会った人にケシの実を貰い、こう尋ねます。
「あなたの家から死者は出ていませんか?」
ケシの実をくれた人は
「うちのお爺さんもお婆さんも死んでいるよ。」

女はまた別の人からケシの実を貰うことに。
その人の家からも死者は出ていました。
女は必死になってケシの実を貰うために歩き回ります。
でも誰に貰っても同じ答えが返ってきます。

そして女は納得しました。
「人は必ず死ぬのだ」と。

以上。

この話を初めて聴いたとき、私自身が納得できました。

「理解することと、納得することは違う。」ということを。

ゴータマ・シッダールタは不可思議な能力を持っていたのではなく、人を納得させることができた人だったのですね。